扇子の閉じ方開き方

さて、Aパートで書いた開閉に適した扇子選びですが、実は扇子を開く場合は、どんな種類のものを使ってもあまり問題はありません。影響が出るのは閉じるときです。

まずは方法からいってみましょう。初めに、手の甲を上に向けて扇子を下に持ち、扇子を体と平行になるように構えてください。このとき、扇子を持つ場所は開くときと同じ場所、指は親指と人差し指です。それと、中指を逆端に軽く添えてください。ここから振り上げた後、振り下ろします。手首を中心として、腰、胸、右目を通るような円の弧をなぞるようにします[movie]

閉じる方は、開くときよりも難しいです。扇子の質も関係してきますが、完全に閉じきらないことが結構あります。[失敗movie]　慣れてからも成功率は9割くらいまでは行きますが、100％というわけにはいきません。少しでも成功率を上げたいのなら、上質な紙の扇子を使いましょう。これが、布製の扇子をお勧めできない理由だったのでした。あとは精進あるのみです。

人前でやるのは、スムーズにできるようになってからにしましょう。ぎこちないパームトリックはすぐにタネがばれてしまいます。流れるような動きになるよう、頑張ってください。